■めじろの食性と形態
食性は、本来は雑食性ですが、主に摂取しているのは植物性のエサで、
繁殖期のヒナを育てている時期には昆虫なども捕食します。
ですが、基本的には花の蜜や、柔らかい木の実などを好んで食べています。
また、めじろは花の蜜を取るという糧を取り入れる方法に適した形態をしており、
くちばしが少し下向きに曲がり、くちばしの先端部分は細く尖っています。
また、メジロの舌は、先端で毛状に分かれています。
下の先端が毛状に分かれていることによって、花の蜜を吸いやすくなっています。
■めじろの体長と餌台への工夫
めじろはスズメよりも小さく、体長の平均は12cm程度です。
その小さい体で梅の木や桜の木を行きかう姿は、非常に愛らしい印象を受けます。
しかし、体が小さい分、大きな方だの野鳥=特にヒヨドリなどに餌台、餌箱を占領されて、
庭などでめじろの姿を観察するのは何気に難しいとされています。
もし、ヒヨドリなどの少し大きめの野鳥に餌台などを占領されて、
メジロに限らず他の鳥を観察できないようであれば、餌台を増やしてあげると、改善することができます。
また、餌台に置く餌は、スズメやヒヨドリの好むパンなどの穀物類と、
メジロが好むミカンやリンゴなどの果物系の2種類を用意すると、なお効果的です。
■めじろとウグイス。どっちがどっち?
めじろとウグイス。見分けがつきますか?あまり鳥に興味のない方だと、ちょっと難しいかもしれません。
ですが、めじろとウグイスの姿が似ているわけではありません。
ではなぜ、めじろとウグイスの見分けがつけにくいのでしょうか?
その理由は、めじろとウグイスの生態の違いが関係あります。
■めじろがウグイスに間違われる理由
めじろは、比較的に人間に慣れている傾向があり、簡単に人間の前に姿を見せてくれます。
しかし、ウグイスはその逆で、人間に対してとても警戒心が強く、滅多に姿を見ることはできせん。
しかし、めじろもウグイスも春の鳥として人々に親しまれています。
ここで、勘違いが起きたのです。梅の木の上で遊ぶめじろ。しかし、聞こえてくるのはウグイスの鳴き声…。
なんとなく予想が付くかと思いますが、これによって、
昔の人々はめじろをウグイスと勘違いしてしまったのです。
そのため「梅と鶯(うぐいす)」となっている絵などでも、よく見てみると、
描かれているのはウグイスではなく、メジロであったりします。
この代表的な例が、花札です。それが、現在まで受け継がれており、
現在でもメジロとウグイスを混同している人がいるようです。
■めじろとウグイスの混同に拍車をかけるうぐいす色
また、このめじろとウグイスの混同に拍車をかけているのが、うぐいす色です。
ウグイス色といえば、うぐいす餅などにかけられている緑色のきな粉や、オリーブ色に近い緑を思い浮かべますよね。
実際、うぐいす色はそれで正しいのですが、ウグイスはウグイス色をしていません。
人の言ううぐいす色は、実を言うとめじろの色なのです。
これが、めじろとウグイスを混同させる一番の原因といっても過言ではないでしょう。
因みに、ウグイスの本当の体色は、茶色に程近いです。
■消え行く日本のめじろ…?
めじろは愛玩動物として飼育が許されている野鳥ではありませんが、
現在でも鳴き合わせを行うためにメジロを飼育しているめじろの愛好者は後を絶ちません。
しかし、海外から輸入しためじろは飼育が禁止されていないので、
その個体であれば、飼育しても問題はありません。
しかし、日本国内で捕獲したメジロを海外から輸入した固体として偽って販売している業者もあり、
現在日本からメジロの姿がだんだんと減少傾向にあるようです。
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